■■■興味をひく話しのつくりかた■■■
●国語、文章に興味を持てる興味深いトピックス
・10円玉は四角い
・リンゴが食べたい
・・レトリック。修辞技法。修辞学。
・・・様々なものがあるのでここでは分類だけ。
比喩/直喩法/隠喩法/換喩法/提喩法/
諷喩法/擬態法/擬態語・擬音語・擬声語/
擬人法/擬物表現/生物形象・無機物形象/
倒置法/反復法/同語反復/首尾同語(反照法)/
体言止め/反語/呼びかけ/パラレリズム/対句/
押韻/語句の挿入/省略法/緩叙法/漸層法/
対照法/敷衍(ふえん)/パロディ/
畳語法・畳句法・畳音法/疑惑法/誇張法/
列挙法・列叙法/折句/史的現在/撞着語法/
頓降法/漸降法/頓降法/漸降法/黙説/冗語法/転用語法/
・・概念装置
・・・数字と言葉の違い
●表現は手段
・「目的を効果的に表現する」という事が非常に重要。
・・「10円玉は四角い」人は偏った見方をしているという概念を伝えるきっかけにもなり得るし、
視点によって見え方が変わるという概念を伝えるきっかけにもなる。
どういう概念か、どういう目的かを明確にし、
それに対して相手の状態を想像し、適切な手段を使う。
・・例えば、伝えたい概念があるならば、
伝えようとしている概念は何か、
どのようなレトリックが効果的かを
その内容と相手の目線で考える。
もしくは変化という概念を求めるならば、
どうなって欲しいのか、どうすれば変わるのかを考える。
・欲を満たす方法を知る。
・・「10円玉は四角い」というたとえ話が面白い!伝えたい!
・・・「10円玉は四角い」の概念をまとめる、伝えたいの方法を考える。
●洗脳
たとえば・・・
「僕のおじいちゃん、めっちゃ面白いねん!ははははは!!!」では伝わらない。
面白いを伝えようと思うと、
理由→結果を伝える必要がある。
子供、赤ちゃんは良くそれをする。
赤ちゃん泣く。何で泣いているかわかっていない。
24歳女子、泣く。泣くを効果的に使う。
チョコレートの箱の中身の話。2歳児と6歳児の違い。
・起承転結
「起」→ 物語の導入部。その物語にはどんな登場人物がいるか、どんな世界・時代に住んでいるのか、登場人物同士の関係はどんなものか、なぜその物語は始まるのかなど、これから物語を読む上で必要な知識を紹介する部分。
「承」→ 「承」は「受ける」を表し[2]、「起」で提起した事柄を受け、さらに進めて理解を促し、物語の導入である「起」から、物語の核となる「転」へつなぐ役目を果たす部分。ここは単純に「起」で紹介した物語を進めるだけで、次に続く「転回」または「展開」が誤解されることがないように備えておくものであまり大きな展開はないのが普通。
「転」→ 物語の核となる部分。「ヤマ」ともいわれる、物語の中で最も盛り上がりを見せる部分。物語の中でも最も大きな転機を見せる部分であり、読者が知らなかった事柄や想起を超える展開をすることによって関心や興味を引く部分となる。
「結」→ 「オチ」とも呼ばれる部分で、物語が進んだ結果、「転」での結末が最終的にどうなったのかを描いて物語を締めくくる部分。
・起承鋪叙結(きしょうほじょけつ)
「起」→始まり。問題提示。(発端)
「承」→概要説明。(葛藤)
「鋪」→具体説明。(危機)
「叙」→鋪を収束し、承で述べた概要に立ち返る。(頂点)
「結」→全体の結末。(結末)
例えばソナタ形式ならば
「序奏部」→序章・準備・動機
「提示部」→提起・第1主題(主要主題)・第2主題(副(次)主題)。
「展開部」→展開・主題の変形・変奏。転調や拡大。
「再現部」→主題の再現・対照と緊張の解消。
「終尾部」→終止。
・起承鋪叙過結(きしょうほじょかけつ)
「起」→問題提示。(発端)
「承」→展開。(葛藤)
「鋪(舗)」→具体説明。(危機)
「叙」→承で述べた概要に立ち返る(頂点)
「過」→時の流れ
「結」→結末
・序破急
「序」→が無拍子かつ低速度で展開され、太鼓の拍数のみを定めて自由に奏する。
「破」→拍子が加わり、展開。
「急」→加速が入り一曲三部構成を成す。
・守破離
「守」→まずは決められた通りの動き、つまり形を忠実に守る。
「破」→守で学んだ基本に自分なりの応用を加える。
「離」→形に囚われない自由な境地に至る。
・神話の法則
平穏な日常、非日常、解決、新しい平穏な日常
相手の状態に合わせて、
どのような起から始めれば良いか想定する。
10円玉とは何かを知らない人には、
10円玉の説明からはじめる必要がある。
ものの見方という視点という概念を知らない人には、
その具体例を話す所からはじめるなど。
●自分をセットし直す。
義務教育は、目的を与えられていない「起」だった。
例えば教育勅語
・親に孝養をつくそう(孝行)
・兄弟・姉妹は仲良くしよう(友愛)
・夫婦はいつも仲むつまじくしよう(夫婦の和)
・友だちはお互いに信じあって付き合おう(朋友の信)
・自分の言動をつつしもう(謙遜)
・広く全ての人に愛の手をさしのべよう(博愛)
・勉学に励み職業を身につけよう(修業習学)
・知識を養い才能を伸ばそう(知能啓発)
・人格の向上につとめよう(徳器成就)
・広く世の人々や社会のためになる仕事に励もう(公益世務)
・法律や規則を守り社会の秩序に従おう(遵法)
・国難に際しては国のため力を尽くそう、それが国運を永らえる途(義勇)
例えば憲法前文
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。
目的を手にして、今一度基礎に立ちかえることで、興味深い話を組み立てるスキルを養う。