オーストラリアANZ銀行からの封書「Urgent tax information required」日本から口座を閉じる

ANZ銀行から封書が届いた。

URGENT ACTION REQUIRED

なんて物々しく書いてあるものだから,ちょっと怯えながら中を開けてみると,以下要旨の内容であった。

Urgent tax information required.
It’s very important that you respond as quickly as you can. If you do not provide ANZ with this information within 30 days of the date of this letter, we may have to report your details to the Australian Taxation Office. Please complete date, sign and return the enclosed Individual Self-Certification form.

30日以内に,指定のフォームを記入して,メールまたは返送用封筒で返信またはオーストラリアの支店に持ってきてねという内容で,指定フォームにはTIN(納税者番号≒マイナンバー)を記入する必要があるとのこと。これを受け取ったのが2020年12月28日。消印が12月5日。

いやもうなに急に師走

30日以内ってもう年末でゆっくりしようとしているときだし,1週間ほどしか猶予もないし。しかもANZの口座なんて随分長らく使っていなかった凍結アカウントなので,もうそれはそれは,億劫がすごい。

海外の使ってもいない銀行にマイナンバー伝えるのは気が引ける。そのまま何も送らないでいることも考えたけれど,送らなければ送らないで「オーストラリアの税務署的なところに詳細情報を伝えますよー」ということも書いていて,より話がややこしくなると嫌なので,早いうちに芽を摘んでおきたい。

少し考え,口座を閉じることにした。
もし同じようなことでお困りの人がいたときの為にメモ。

1:close account ANZで検索して,こちらのURLにたどり着く「ANZ銀行
※オーストラリアで開設した口座なのでオーストラリアのサイトを参照した。ニュージーランドで開いた場合は,ニュージーランドのサイトを参照した方が良さそう。ちなみにオーストラリアで開いた口座は、日本支店からクローズできないらしい
2:連絡先のTEL番号を確認「+61 3 9683 9999」
3:TEL。12月28日にTELしてみたのだけれど,休みの為29日にかける旨を促される
4:29日に再度TEL
5:口座の種類を聞かれる
※口座の種類って何?となるのだけれど,個人口座か法人口座かの確認と,クレジットカードかデビットカードかを確認しているような感じであった。Personal account / Bank accountと言うと伝わった(と思う) 
6:本人確認の為,口座番号/名前/セキュリティワードorNo.またはそれがわからなければPINを,と確認されるも覚えていなかったため,口座開設時に使用した住所,何年前に開設したかなど照合して本人確認を行う
7:解約後の有事があった場合の為に,セキュリティワードまたはNo.を新設するからと促され,希望の内容を伝える
8:口座に十数ドル残っているので口座のクローズができないとのこと。残った金額を別の口座に移すか,寄付するかを行う必要があった。口座を移すにも手数料が十ドルほどかかるとのことだったので,寄付することにした
9:寄付はネットで行えるけどサポートはいるか?と問われたのでお願いした
10:ネット口座へログインするためのPassを再発行してもらい,ログイン
11:取引時に使う秘密の質問を3つ設定
12:寄付を行う前に,1日の利用上限金額を設定する必要があり,設定
※この時に秘密の質問を2つ使う
13:寄付を行い,口座残高を0円に
14:口座クローズ

対面でも聞き取れるか怪しい内容で,電話だとより難しい。
TOEIC受けたことのある人ならわかるのだけれど,まさにザ・part4&7を設問文なしで解けって感じ。電話してから待ち時間含め40分近くかかった。
事前にどういうことが聞かれるか何となくイメージできているのとできていないのとでは随分聞き取りの難易度が変わるので,もし必要な方がいらっしゃったら上記を参考にしてみてください。

何はともあれ,何とか口座を閉じれて一安心。
海外口座。
長年使ってはいなかったものの,いざ明示的に閉じるとなるとすこーしだけ後ろ髪ひかれたもったいない症。

マイナンバーを伝えるのに抵抗がなかったり,単純に口座を維持したい人は指示通り返送すると良いかもですね。