五体投地と土下寝

土下座じゃ足らん!土下寝じゃ、土下寝っ!!

みたいなことってよく聞くじゃないですか。
本当に土下寝を求めている人なんて見たことないですし、冗談ですけどね、こんなのは。謝罪するとき、本当に土下寝されたら「こいつ、ふざけてんのか」ってなりますよね。

朝、腹筋、背筋、腕立て、スクワットとで筋トレしておりまして。とりあえず腹筋・背筋はさくさくっとやるんですが、腕立てをやるのがね、少し気乗りしないというか。気持ち作ってからじゃないとはじめられないんですよ。そういう時、うつ伏せで、少しだけ上半身を起こして体を肘で支えて、うつむいて目を閉じて、瞑想みたいなことするんですよ。恰好はプランクの腰おろしている版です。わかりますかね。

腕立てをする気持ちの準備をするんですが、その時色々考えるんですね。「できるできるできる」って単にマインドコントロールみたいに自分に語り掛けるだけのこともあれば、仕事で考えている少し難しい課題の整理であったり、ただただ生きていることへの感謝であったり。

その気持ちをつくる時間が10分以上あったりすることもありまして。

仕事の道筋もその時間にできあることもよくありますし。

むしろその時間が心地よいというか。

自分が整うというか。

その時にちょっと思ったんですよ。
インドネシアの知人が一日に数回祈ってたんですが、思い浮かべることは違うにせよ、心の整理って観点では、この頭を下げて、目を閉じて何かと向き合う時間ってもしかしたら、こういうことなのかもしれないな、と。
信教心のある方からすると、一緒にするなって怒られるかもしれないのですが、定期的に何かと向き合うことの意味ってのをね、少しだけ垣間見た気がしたって話です。

で、このうつぶせて、祈りをささげる格好の事なんて言うんだろうってところから見つけたのがこの言葉「五体投地」。