Web制作会社にかかわって仕事をしている時によく耳にした言葉。
ストックビジネス/フロービジネスって言い方はおそらく広く使われていると思うのだけれど「チャリンチャリンビジネス」ってね、なんだろう、いかにも業界用語というか、俗語というか。ちょっとお金の匂いし過ぎて使いどころ間違ったら誤解与えそうですよね。だからこそ引っかかりのある語彙なんでしょうけども。
ストックビジネス:会員を確保したり、顧客と契約を結んだりすることで、継続的な利益を得ることができるビジネス形態のことを指す。通信事業やインフラ事業、塾事業などがこれにあたる。開業してから収益が安定するまでに時間がかかるが、一定数の会員や契約を確保できれば収益が安定するメリットがある。
フロービジネス:顧客との関係は1回の取引で終わり、その顧客からの利益を継続的に伸ばすことが担保されないビジネス形態のことを指す。飲食業や小売業などがこれにあたる。開業してすぐに集客できれば早い段階で利益を得られる点でメリットがあるが、収益が安定しにくいデメリットがある。引用:https://kotobank.jp/word/%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9-2094664
チャリンチャリンビジネスってのは、いわゆるストックビジネスの事ですね。寝ててもチャリンチャリンお金が入ってくるよってビジネス。これが良いか悪いかは別としてね、そういうビジネスモデルがこのように呼称されます。
チャリンチャリンビジネスの分かりやすい例だと、noteの月額有料課金なんかがそうですね。一度noteという仕組みを作ってしまえば、新たな仕組みを構築することなく月額で売り上げが立つ。もちろんサービスのブラッシュアップや保守費用は掛かりますが、サービスを生むという意味では一度でいいわけです。
フロービジネスだと、マッサージなんかわかりやすいですよね。一度のマッサージで一度の対価を得られると。1時間で5000円というマッサージを提供しているのであれば、時給5000円を超えられない訳です。ずっと流れるようにサービスを生み続ける必要がある。
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知ってらっしゃる方はうんうんってうなずくでしょうし、知らなかった方はぜひこれ、意識していろいろなところに目を向けてみてください。ストックビジネスを構築したーい、チャリンチャリンビジネスをやりたーいって、しばしば見聞きしますよ。
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ちなみに…
noteの記事は資産だー!ってよく見ません?
これはnoteの記事を有料にしておけば、ストックビジネスになりうるからですね。一度書けば、誰かが興味をもってくださった時に対価をお支払いいただける場合がある。サービス提供者にとって、その時の労力はゼロ。
読んでいただくにはそれなりのコツもいりますし、制度がいつ変わるかも分からないし、そもそもnoteが未来永劫続くとも限りませんから、永続的な資産とまではなりませんけども。