中小企業で勤めていて、社長のどうしようもないところを知っていてまるで人としては尊敬できない。けれどその社長、何故だか外部の人達からは人望があり崇められていたりする。
これってよく聞きますし、自身もそれに近いことを経験したこともありますし。あるあるなんでしょうね、きっと。
で、それをうまく表現したのがこれ。
No man is a hero to his valet. This is not because the hero is not a hero, but because the valet is a valet.
従僕にとって英雄はいない。それは英雄が英雄でないからではなく、従僕が従僕だからである。Georg Wilhelm Friedrich Hegel/ヘーゲル
それっぽく英語載せてますけれど、ヘーゲルさんはドイツの人なので、たぶん原文はドイツ語ですね。意訳ですと、英雄に仕える近いものは、その人の良いところもダメなところも見ているので尊敬できない的な意味でしょうか。従僕は志の高い人の視点を理解できないって意味合いもあるのかな…。ババっと見たのですが、いくつか訳があるので、その両方の意味で使われてそうです。
いずれにせよですね、あるあるのこの状況を言い表せる言葉、持っているといつか使えるかもしれないので是非。
No man is a hero to his valet.
従僕の目に英雄なし。
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「従僕は志の高い人の視点を理解できない」という訳に近い言葉がこれ。
燕雀安くんぞ鴻鵠の志を知らんや
これも好きです。