「なるはや」で頼むわ。
って初めて言われたのはたぶん、Web制作案件に携わるようになって程ない頃だったと思う。
おっ、きたな何かよくわからん短縮のやつ!
文脈から意味は取れたので聞き返しもせず受け取りつつ、新しい出会いによる嬉しさが込み上げたように記憶している。
Web関連での業界用語なんかなーって思いつつも、リクルート出身の人も良く使うって聞いたことがあるので、まーまーそれなりに、業種問わずのビジネスシーンでちょこちょこ使われる言葉なのかな。
なるはや。なるべく早くって意味ね。
その発展形がこれ。
A:「なるはや」でお願いしたいんですけどいつ頃上がりそうですかね…。
B:あー、ちょっと立て込んでてね…「できすぐ」で連絡しますんで。
できすぐ!
これまた高揚ですよね。
できたらすぐ、ね。
さらに発展すると。
A:「いまいま」送ったメールに「なるはや」対応の修正記載したんすけど!いつできそうですか!!
B:いやー「ほぼほぼ」出来上がってたのにいまさら修正っすか…「できすぐ」で送るんで待っててください
なるはや、できすぐ、ほぼほぼ、いまいま
これ、全く大げさではなく、日常でよくあるやり取りですよね。文字にすると滑稽。
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