「愛してその悪を知り憎みてその善を知る」
この諺を知った時、自身の胸に手を当てたものです。
愛している相手の「悪」を冷静に受け止められるか。また、憎んでいる相手の「善」を適切に良いものとして評価することができるか。
前者は比較的上手くできるという自負があるのだけれど、後者がね、たまに上手くできないように感じている。
憎い相手だからと言って、その人の考え方、意見がすべて間違っている訳でもないし、悪でもない。時に自分にとって有益なことすらある訳です。
それを「憎い」からと言ってそのすべてを悪だと判断してしまうのはあまりに早計過ぎるし、器が小さすぎる。
好き嫌いと、善悪の判断は別であると。
愛してその悪を知り憎みてその善を知る
https://seiku.net/kotowaza/99_01.html
意味:愛憎の感情にかられて理性を欠くことなく、物事の善悪、長所短所を冷静に見極めるべきであるという教え。
対義語:愛してその醜を知る / 痘痕も靨
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踏まえて、その人のことであらば何があっても善であるって愛し方、妄信の仕方も嫌いじゃないですけどね。