「妊娠したら子豚を一匹買いなさいと指導しています。出産時期にはそれを売って出産費用にあてられますから」
何気なくラジオを聴いていると,ホンジュラス共和国で助産師をしている女性のインタビューが流れていて,このコメントが気にとまった。貧困層では安全な出産に関する知識が乏しく,それを指導することで出産の手助けをしようとするもの。お金がなくて医師にかかることができない妊娠婦へのアドバイスとして,妊娠したら子豚を買いなさい,と。出産時期に成長した豚を売って,少なくとも出産時期には医師にかかることができる。
美辞麗句は世の中いろいろあふれていて時に辟易するけれど,こうした現場に坐した苦慮から生まれた声からこそ新たな世界を学ばされる。
もしかしたらこの活動かも…