「夢現力」とドイツの知人へのメール

ディズニーランドの総合プロデューサーである堀貞一郎さん。ひょんなことからその名を知り,知人に聞かせてもらった対談Audiobookが「夢現力」。今思い返しても,深みあるその声で語りかけてくれる。

■人生の夢は一つでなくていい
■プロデューサーは黒子であれ
■基本的には後から生まれた人の方が進化している
■上下20歳差のある友達を世界各国で持つといいよ

上記に書いたような言葉は言葉でしかない。
誰が話し,どのように受け取ったかにその意味が宿る。

当時Audiobookを聞いて,どうしても会いたくなって,堀さんが定期的に帝国ホテルの一室で開催されていたサロンに会いに行った。当時の心の動きと,その声と,金言を得てからの経験がなお当時の出会いを大切なものにしてくれている。規模は違えど,自身が抱えるプロジェクトを推進する際に何度も何度もすくわれた。

先ほどドイツにいる友人にバースデーメールを送ったときにふと思いだしたんですよね。堀さんを。コロナ禍で,たくさんの見解や噂がはびこる中で,科学的根拠に基づいて何が正しくて,どのように判断するかってのは極めて難しい。そんな中,「いろいろあるけれど元気だよって」そういうメッセージは紛れもない真実で,信用に値するなって。そういう思いのつながりが納得感のある自身の思考を紡ぐのだと。

今一度,天にむかって感謝したい。